焼石岳紅葉トレッキング
おはようございます。
めっきり涼しくなり、あちらこちらから紅葉の便りが届く今日この頃、
お風邪など召しておられませんか?
本社のゴトウです。
山友の便りからも紅葉の知らせがあり、今年も紅葉の便りを
お届けしようと思い、登ってきました焼石岳。
湯沢市の西側や羽後町西馬音内方面から東を眺めると、
ひときわ高い山塊が目に入ります。
焼石山塊、その主峰焼石岳を今回は目指しました。
国道372号線を岩手県奥州市側に抜け胆沢ダムを右手に
砂利道で4輪駆動車でないと腹が閊える尿前(しとまえ)林道に
揺られること20分、中沼登山口に到着です。
まだ緑の樹林帯を登ること30分、中沼に到着です。
風も穏やかで、焼石岳頂上付近の赤く燃える紅葉を湖面に映し出しています。
この湖畔まで紅葉が降りてくるころには、初雪の便りがあるころでしょう。
さらに登ると丸沼が沼畔の少しの紅葉を映し出していました。
鬱蒼として野性味あふれる畔です。
登り始めから 今や盛りと咲き誇っているトリカブト、
綺麗なのですが、毒をもっているのであまりとりたくない種属ですが、
青空にあまりにも映えるため下から見上げてみた1枚です。
猛毒野草3種のうちの1種、雄蕊や雌蕊も独特の妖気が漂っています。
この花弁の受粉担当の蜂もいるようですので刺されないように
気をつけないといけません。
銀明水で一服した後、さらに登ると視界が開けてきます。
左には横岳とそのすそ野に広がる峰楓が赤い絨毯を敷き詰めていました。
右手前方には東焼石岳とすそ野の草黄葉が秋風にそよいでいます。
さあ、姥石平到着です。
雪どけ直後の春には辺り一帯が、ハクサンイチゲの白に染まる圧巻の平原です。
本峰焼石岳を背景に赤い絨毯の平原に衣替えをしていました。
泉水沼到着です。
焼石岳のすそ野に小さく広がる池ですが、雲上の庭園といった趣です。
その泉水沼、雪解けのころがこちらです。
ゆっくりとしたランチ後、横岳と焼石岳の鞍部まで登り振り返ると、
横岳のダイナミックにも紅葉した山肌が美しいです。
そして見渡す正面、西焼石岳の左向こうには鳥海山が聳えていました。
ちょうどこの位置と鳥海山との間の線上に、湯沢の市外や西馬音内方面が
重なっているはずです。
普段は郷から眺めるこの景色を上から眺める至福のひとときです。
さあ、頂上です。今の湯沢方面から横手方面、山内方面や岩手奥州市方面、360度
見渡せました。
あまりの気持ちよさに1枚残さずにはいられませんでした。
一旦東成瀬川の焼石神社辺りまでおります。
山内方面の南本内山の紅葉もきれいですね。
時計回りに周回して、左手東焼石岳です。
ぐるっと回って姥石平上のほうまで来ると、
蕾をつけたハクサンイチゲがまだ咲き誇っていました。
あと少しすると、春の花と初ゆきのコラボになりそうです。
アイキャッチ画像はこの辺りの池塘に焼石岳が映る風景です。
自称「焼石の目」と呼んでいます。
また、姥石平付近まで戻ってきて、同じ道の帰路に入ります。
この後紅葉は駆け足で中沼辺りまで降りて、林道の車道が閉鎖される
11月初旬には雪が舞い降りてくるでしよう。
往復8時間半はちょっと時間的にかかりましたが、
中秋の焼石岳、その嫋やかな山肌の紅葉を深く頭に焼き付けた
山旅でした。
今度は真っ白な焼石岳にご期待ください。
それでは今週もよろしくお願いいたします。
まだ、編集中!!です^0^¥