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天空の楽園、焼石岳を行く

2019-06-10

 

とある山行、

エゾハルゼミの蝉時雨を浴びること

30分、

中沼の湖面には涼やかな

さざ波がそよいでいました。

青空より青い湖面の向こうには

たっぷりと雪渓を残した

焼石連峰が聳えています。

 

 

リュウキンカやミズバショウの

歓迎を受けながら中沼を通過します。

 

(中沼を過ぎた木道を行く)

 

ミズバショウ

そんなに珍しくない春から夏のお告げ花ですが、

ここ焼石岳では、登り始めの夏から

中腹の初春まで楽しませてくれます。

 

そんな中腹の雪解けの下に

咲いていました。

 

(ミズバショウ3姉妹)

可憐なバレリーナのようですね。

 

毎回来ていると

そこで必ず会える花があります。

そんなに数は多くないけれど

そこに行けば必ず会える花。

ただ、いつも花びらだと思っていた部分が、

実は萼(ガク)だと知って

ガクッとしました、

エイレンソウです。

 (エイレンソウ)

 

銀明水避難小屋を過ぎると

本格的な雪渓の登りが始まります。

そんな傍らに凛と咲く

ショウジョウバカマ

青空と残雪の白に

ピンクの花が映えていました。

 

(ショウジョウバカマ)

 

雪渓を切々と登ります。

(雪渓をアイゼンをつけて)

 

 

これでもかと登る。

(振り返ると水沢方面)

 

青空に向かい

雪渓を登りきると

姥石平(うばいしだいら)に到着します。

 

ミツバオウレンのウェカムショットです。

(ミツバオウレン)

 

ハクサンイチゲも青空に向かい

盛りを迎えていました。

(ハクサンイチゲ)

 

姥石平、

みんな好きな場所だというので

ワンショットいただきました。

左手は残雪を湛える本峰

焼石岳です。

 

(姥石平で)

 

まだ蕾もありましたが、

一面ハクサンイチゲの絨毯は

定番の風景です。

まさに天空の楽園、

今年も見られたことに感謝です。

 

(ハクサンイチゲと焼石本峰)

 

そしてこの時期咲き誇る

ユキワリコザクラです。

ちょうど最盛期になっていました。

 

(ユキワリコザクラ)

 

健気なハート形の花弁が、

白い残雪を背景に

咲き誇っています。

 

どなたが名前を付けたのでしょう?

小さくデリケートですが、

力強さを感じます。

 

(残雪に映えるユキワリコザクラ)

 

さあ、東焼石岳頂上でランチです。

運動会メニューご馳走様でした。

 

 (東焼石岳山頂にて)

 

ランチ後一旦姥石平までおりて、

この日は、本峰焼石岳には登らず、

横岳を目指しました。

 

横岳中腹から泉水沼や

左の焼石岳を眺めます。

 

(横岳中腹から)

 

しばらく横岳でまったりした後、

西焼石岳を俯瞰しながら下山します。

どこかの国のアルプスのようです。

 

(西焼石岳を眺めながら下山)

 

ユキワリコザクラをなごり惜しみながらの

下山です。

ここ焼石連峰の横岳は、

ユキワリコザクラの楽園でした。

(ユキワリコザクラを名残惜しんで)

 

帰りは尻シェードで

下りるEちゃんさん。

 

(尻シェード)

 

新緑と中沼まで下りてきました。

朝より色づいてきているようでした。

 

(中沼が見えてきた)

 

中沼にて最後のティータイム、

湖畔にはマイズル草が開花を迎えていました。

葉っぱにはミッキーマークも。

 

(マイズルソウ)

 

おはようございます。

筋肉痛です(笑)。

新緑と青空と残雪、

そして春の花々、

目に焼き付けてフレッシュに

ありたいですね。

今週もよろしくお願いいたします。

ゴトウでした。

 

 

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