横手市N邸リフォーム物語
結婚とぼぼ同時に建てたこの我が家、
子どもたちはそれぞれ独立し、
今は仲良く?・・・
夫婦二人暮らし。
築年数はかれこれ35年、
寒い、暑い、あちこち床のたわみ、その他・・・
そして、二人暮らしの今となっては、
狭いんだか広いんだかわからない中途半端な・・・
間・取・り、・・・。
しかし、建替えようにも老後の資金が心配。
何よりも、思い入れがありすぎて
解体なんて考えられないのだ!
このままで暮らしていけないわけではないけれど、
時折り押し寄せる婿や嫁、
そして可愛い孫たちと楽しく過ごしたい。
みんなのふる里を守りたい、残したい、
何とかせねば・・・
そこで・・・
私たちの・・・
選択は・・・、
✰ リフォーム ☆彡
( ^ω^)・・・
漫画、釣りキチ三平の作者である
矢口高雄さんのふる里でお馴染みの
秋田県横手市増田町が、
今回のリフォーム物語のステージです。
冬は豪雪、そして
栗駒山系からそそぐ豊かな水と自然が織りなす
抒情あふれる町です。
結婚、子育て、親の介護を見守って、
35年間連れ添ってくれた我が家、
N邸の
「リフォーム物語」
そうです、セカンドライフの始まりです。
トップ写真はリフォーム前のキッチン(台所兼食堂)です。
だいぶ使用感と圧迫感が漂ってきて、
ご夫婦二人暮らしでは寂しさも感じますね。
そこで、我がリフォーム倶楽部、
このキッチンを中心に、
「明るく、暖かく、機能的に、そして夫婦仲良く!」
を今回のリフォームのメインテーマにおきました。
お客様と一緒にワクワクするリフォーム現場の紹介です。
居間(和室)~台所~和室の3部屋を広いLDKへ
ピアノを置いた和室は中途半端な部屋で物置になりがちでした。中央の居間から台所方面の時計の掛かった柱は、子供たちのたけ比べの傷を刻んだ思い出の柱です。今回残してどこかに使うか最後まで悩みましたが、きっぱりと廃棄することに決めました。親子仲が悪いわけではありません。いたって仲の良い親子です。畳敷きの居間、台所、和室の3部屋をワンフロアーに改築していきます。縁側を含めると24帖ほどの大空間に生まれ変わります。
さあ、解体が始まります
左の写真はたけ比べが刻まれた柱です。中央は台所の壁を解体し、スケルトン(骨組み状態)にします。断熱材も新しいものに入れ替えました。大開口部を確保するため大断面の梁をかけなおします(右写真)。熟練大工の息があった作業です。
床組を土台大引きまで解体し、断熱材をはめ込みます。28mmの構造用合板を敷き込みます。これにより床の断熱性能を高め、建物の水平強度を増して、横揺れに強い暖かい床組みに仕上がります。
壁の断熱材も新しく交換し、壁には内部ボードが貼られていきます。設備のキッチンも設置されて、内装工事へと進んでいきます。全体の仕上がりの形が具体的にイメージできるような段階まで来ました。
和室完成
朝の拝礼以外はほとんど孤立していた仏間。LDKに隣接することにより多目的に利用することが可能になりました。仏壇に扉をつけることにより、お客様の個室としても使えるようになりました。
LDK完成
パソコンスペースからLDK
壁で寸断されていた部屋がが23帖の明るく開放的な空間に生まれ変わりました。
普段は二人暮らしで静かでも、
時折お客様そして新しい家族を迎え、にぎやかに過ごせる空間です。
結婚35年築35年、
これから新しい夫婦と家の歴史が刻まれることでしょう。
仮住まい
旧キッチンやダイニングセットを車庫に移して、仮住まいにしました。
アウトドア以上小屋以下でしたが、そこがかえって気を使わない
なんとなく落ち着く空間でした。
こんな空間が家にもあっていいなと思えました。
以上横手市N邸リフォーム物語でした。